海シルトは、化粧品の成分表示名称としては英名 Sea Silt・成分番号556406で収載され、その定義は「本品は、海の沈積物である。」という一文にとどまる成分にあたる(出典: 日本化粧品工業会 化粧品の成分表示名称リスト)。対応するINCI名は Maris Limus で、こちらも海底の堆積物一般を指す名前になる。日本の製品で見かける海シルトの多くは沖縄産で、現地では「クチャ」と呼ばれ、原料としては「マリンシルト」という登録商標でも流通する。ただし ここが本記事の中心論点にあたるが、表示名の定義は海の堆積物であることしか述べておらず、産地も鉱物系統も表示名からは読み取れない。実際の中身は、雲母・スメクタイト・モンモリロナイト・カオリナイトを含む粘土質泥岩と説明される(出典: アンコール・アン マリンシルト原料技術情報)。つまり鉱物名で書けば、ベントナイトと同じスメクタイト系に重なる側の成分になる。クレイの成分表示名には、鉱物名で書かれるもの(カオリン・ベントナイト)と、由来・産地を示す名前で書かれるもの(海シルト・モロッコ溶岩クレイ)があり、その表示上の分かれ方と鉱物系統の分かれ方は一致しない。本記事では、海シルトについて公的な資料から確認できることと、原料メーカーや各社の説明に依存する部分を切り分けたうえで、自社の商品マスター集計から見える実際の使われ方を中立に整理する。

1. 海シルトの基本

1.1 何の成分か

海シルトは、海底に堆積した泥(シルト)を精製した粉体状の鉱物原料にあたる。シルトは地質学上、砂と粘土の中間の粒径を指す言葉で、成分表示名称の定義も「本品は、海の沈積物である。」というところで止まっている(出典: 日本化粧品工業会 化粧品の成分表示名称リスト)。

まず押さえておきたいのが、この成分には呼び名が3層あることにあたる。混同されやすいので分けて整理する。

呼び名何を指すか誰が決めた名前か
海シルト化粧品の成分表示名称(英名 Sea Silt・成分番号556406)日本化粧品工業会の成分表示名称リスト
クチャ沖縄で採れる島尻層群の泥岩を指す現地の呼び名沖縄の在来の呼称
マリンシルト沖縄県南部産の原料に付けられた登録商標原料メーカー(株式会社アンコール・アン)

(出典: 日本化粧品工業会 化粧品の成分表示名称リスト / アンコール・アン マリンシルト原料技術情報)

成分表に書かれるのは一番上の「海シルト」だけで、これは海の堆積物であることしか示していない。沖縄産であることも、クチャであることも、鉱物組成も、表示名からは確定しない。「クチャ配合」「琉球海泥配合」といった訴求は商品側の説明であって、成分表示名称が保証している情報ではない、という切り分けがまず必要にあたる。

産地についても、公的な地質記載と各社の紹介文では説明の粒度が違う。沖縄県立博物館・美術館の解説では、沖縄島南部に広がる島尻層群の堆積年代は後期中新世から前期更新世(約780万〜200万年前)とされ、主に泥岩や砂岩からなり、南は宮古島から北は鹿児島県の喜界島まで分布する地層と説明されている(出典: 沖縄県立博物館・美術館 学芸員コラム)。この泥岩が沖縄島や宮古島でクチャと呼ばれ、風化した土壌は「ジャーガル」と呼ばれるアルカリ性の土になり、農業に使われてきた。地質記載では、この泥岩の主要粘土鉱物としてスメクタイト(モンモリロナイト)・イライト・カオリナイトが挙げられる(出典: 島尻層泥岩の地質記載)。

原料側の情報もこれと整合する。株式会社アンコール・アンが公開するマリンシルトの技術情報では、産地は沖縄県南部地域、成り立ちは数百万年前の海洋動植物の埋没堆積から地殻変動・海底の隆起を経たもので、鉱物組成は雲母(マイカ)・スメクタイト・モンモリロナイト・カオリナイトの混合物、元素組成は Si 59%・Al 19%・Fe 6.5%・Mg 3.2%・K 3.2% と報告されている(出典: アンコール・アン マリンシルト原料技術情報)。粒子径は7μm以下の粒子が50%以上、湿式品の平均粒子径は約7μmで、pHは中性から弱アルカリ性とされる。

ここから、本クラスタの横串軸における海シルトの位置が決まる。整理すると次のようになる。

カオリンベントナイト海シルト(本成分)モロッコ溶岩クレイ
表示名の付き方鉱物名鉱物名由来・産地を示す名前由来・産地を示す名前
鉱物系統カオリナイト系(1:1型・膨潤しない)スメクタイト系(2:1型・膨潤する)スメクタイトを含む混合物スメクタイト系
CIRの名指し評価あり(但し書きなしで safe)あり(吸入しうる製品の但し書き付き)なしなし

(出典: CIR『Amended Safety Assessment of Naturally-Sourced Clays as Used in Cosmetics』2022年暫定改訂版 / アンコール・アン マリンシルト原料技術情報)

表示名の分かれ方(1段目)と鉱物系統の分かれ方(2段目)が一致していないことが読み取れる。産地由来の名前で売られている海シルトとモロッコ溶岩クレイは、鉱物名で書けばベントナイトと同じスメクタイト系の側に来て、カオリンだけが別系統にあたる。詳しくは カオリンベントナイトモロッコ溶岩クレイの各記事で扱う。

規制上の位置づけは化粧品成分にあたる。海シルトは医薬部外品の有効成分ではなく、承認された効能もない。もう一つ、規制区分の側にも表示名の違いが現れている。日本化粧品工業会が公開している医薬部外品の成分表示名称リスト(平成20年3月25日版)を全文検索すると、カオリン・ベントナイト・モンモリロナイト・タルクはいずれも収載されているが、海シルトの収載はない(出典: 日本化粧品工業会 医薬部外品の成分表示名称リスト)。これは「医薬部外品に配合できない」という意味ではなく、部外品での表示名称が用意されているかどうかの違いだが、鉱物名で書かれるクレイと産地由来名で書かれるクレイの扱いが、ここでも分かれているという事実にはあたる。

1.2 どんな製品に配合されるか

海シルトが実際にどこに入っているかは、自社の商品マスターを機械集計すると輪郭がはっきりする。DappNotes が保有するメンズスキンケア54商品・ヘアケア78商品のうち、クレイ系成分(カオリン・ベントナイト・海シルト・モロッコ溶岩クレイ・タルク・タナクラクレイ)を1つ以上含むスキンケア商品は11商品で、 その11商品はすべて洗顔料だった(出典: DappNotes 商品マスター集計)。化粧水・乳液・美容液・日焼け止めには1件も入らない。海シルト配合の4商品も例外なく洗顔料にあたる。

この偏りは、海外の使用実績データとも整合する。中国で公開されている化粧品原料の使用実績情報(既に上市された製品の配合実績を、洗い流す製品と洗い流さない製品に分けて集計したもの)では、SEA SILT の最高使用実績は洗い流す製品で約20%、洗い流さない製品で0.1%と整理されている(出典: 中国 化粧品原料使用実績情報)。これは配合上限を定めた規制値ではなく過去の実績値だが、200倍という開きは「クレイは洗い流す製品に集中して使われる粉体である」という実態をそのまま示している。

次に、同じ海シルトでも製品ごとの位置づけが違う点を見る。全成分表示は原則として配合量の多い順に並ぶため、記載位置は処方内での比重の目安になる。4商品の内訳は次のとおり。

商品海シルトの記載位置全成分数相対位置
P111 チャップアップ フェイスウォッシュ17位59前方29%
P134 プラウドメン クレイフェイスウォッシュ12位36前方33%
P085 NILE 濃密泡洗顔34位6255%
P120 クワトロボタニコ フェイスクレンザー20位3067%

(出典: DappNotes 商品マスター集計・2026年9月時点)

同じ「海シルト配合」でも、前方29%に置かれる製品と、後半67%に置かれる製品がある。 ただし ここで断っておくべき制約が2つある。1つは、全成分表示では配合量1%以下の成分は順不同で書けるため、記載位置から配合量を逆算することはできないこと。もう1つは、記載位置が後ろだから効いていない、という読み方は成り立たないことにあたる。少量で機能する成分もあり、クレイのような粉体はテクスチャー調整の目的で少量配合されることもある。読み取れるのは「製品ごとに位置づけが違う」というところまでで、そこから先は処方設計の話になる。

もう一つ、この4商品の中で目を引くのが P134 プラウドメンにあたる。この製品ではモロッコ溶岩クレイが11位、海シルトが12位、カオリンが13位と、3種類のクレイが連続して並ぶ(出典: DappNotes 商品マスター集計)。系統の違う粘土を1つの塊としてブレンド配合した設計と読める。逆に P085 NILE は本クラスタの4成分にタナクラクレイを加えた5種すべてを配合するが、5種とも成分表の55〜81%の後半に集まっている。クレイの種類数と、1種あたりの配合量は別の話にあたる。

最後に、商品名と成分表示名の関係について1点。P125 ロゼット「洗顔パスタ 海泥スムース」は商品名に海泥を掲げているが、成分表に海シルトの記載はなく、カオリン(11位/15)とタルクが入る(出典: DappNotes 商品マスター集計)。これは何かを隠しているという話ではなく、商品名の訴求語と化粧品の成分表示名称が別の体系だという構造的な事実にあたる。商品名の由来は各社の説明によるため、成分の中身を知りたければ商品名ではなく成分表を見る、というだけの話になる。

1.3 メンズ視点での見方

男性は皮脂分泌量が女性の約2倍とされるオイリー寄りの肌で、テカリ・毛穴の黒ずみ・角栓が悩みの上位に来やすい(出典: メンズスキンケア専門メディア各種)。皮脂を吸着する微細な泥が洗顔料に入るのは、この需要に対しては理にかなった設計にあたる。海シルトが4商品すべてで洗顔料に入っているのも、クレイの持ち分がそこにあるからになる。

一方で、選ぶ基準を「海泥配合」「クチャ配合」という言葉に置くと、判断材料としては弱いという問題が残る。§1.1 で見たとおり、成分表示名称の「海シルト」が保証しているのは海の堆積物であることまでで、産地も鉱物系統も表示名からは確定しない。加えて §1.2 のとおり、同じ海シルトでも記載位置は前方29%から後半67%まで幅がある。つまり「海泥入りかどうか」だけを見ても、その製品でクレイがどれくらいの役割を担っているかは読めない。

実用的な見方は3つにまとめられる。1つ目は、クレイの記載位置と種類数を見ること。P134 のようにクレイが連続して上位に並ぶ製品と、P085 のように5種類あるが全部後半という製品では設計思想が違う。2つ目は、洗浄基剤側を見ること。クレイは洗浄の主役ではなく補助で、洗い上がりを決めているのは石けん系(脂肪酸+水酸化K)なのかアミノ酸系なのかという洗浄基剤の設計にあたる。3つ目は、頻度の管理にあたる。皮脂を吸着する粉体は、乾燥肌や髭剃り直後のバリアが低下した肌に高頻度で使えば必要な皮脂まで取っていく。男性は皮脂が多い一方で肌内部の水分量は女性の約半分とされ、毎日の髭剃りで角質と皮脂膜が削られやすい(出典: メンズスキンケア専門メディア各種)。テカるからと1日に何度も吸着系の洗顔を重ねる運用は、かえって乾燥側に振れやすい(関連: 髭剃り後の肌ケアガイド)。

2. 期待される働き・効果

2.1 メカニズム

海シルトの働きは、化学反応ではなく物理的な吸着で説明される。粉体の表面に皮脂や油性の汚れが引き寄せられ、すすぎのときに粉体ごと洗い流される、という筋道にあたる。ここで効いてくるのが粒子の細かさと、粘土鉱物としての構造の2つになる。

まず粒子径。アンコール・アンのマリンシルト技術情報では、7μm以下の粒子が50%以上、湿式品の平均粒子径は約7μmと報告されている(出典: アンコール・アン マリンシルト原料技術情報)。粒子が細かいほど同じ重量あたりの表面積は大きくなり、吸着に使える面が増える。粉体の吸着はこの表面積に支えられている。ただし粒子径はグレードや処理方法で変わりうる値で、他のクレイと一律に比較できる指標ではない点は添えておく必要がある。

次に構造。海シルトは雲母・スメクタイト・モンモリロナイト・カオリナイトの混合物と説明され、このうちスメクタイト・モンモリロナイトが層状の粘土鉱物にあたる(出典: アンコール・アン マリンシルト原料技術情報 / 島尻層泥岩の地質記載)。CIRの2022年暫定改訂版報告書は、この系統の構造を次のように整理している。スメクタイトはシリカ四面体シート2枚の間にアルミナ八面体シート1枚が挟まる2:1型で、シート同士の結合が非常に弱く、水や有機分子が層の間に入り込んで膨潤する。膨潤は可逆的で、層間の極性分子を取り除くと構造は収縮する(出典: CIR 2022年暫定改訂版)。対してカオリンは1:1型で格子内の置換がほとんどなく、膨潤しない。海シルトが水を含むと粘り気のある泥状になるのは、この2:1型の性質による。

もう一つ、原料の由来に紐づく特徴として、海底堆積物であるがゆえに原始的な貝類を含み、炭酸カルシウムやミネラルが豊富だと報告されている(出典: アンコール・アン マリンシルト原料技術情報)。地質記載の側でも、島尻層群の泥岩からは貝類の化石や材化石、サメの化石が見つかることがあるとされる(出典: 沖縄県立博物館・美術館 学芸員コラム)。ただし ここは慎重に読む必要がある。ミネラルが豊富であることと、そのミネラルが肌に取り込まれて何かをすることは別の話にあたる。洗顔料に配合された海シルトの持ち分は、あくまで洗浄時の吸着と、泥としてのテクスチャーづくりの範囲にとどまる。

機能で近い位置にあるのはシリカといった多孔質の粉体で、いずれも「吸着させて洗い流す」系統にあたる(詳しくは §4.3)。

2.2 一般的な効能範囲

海シルトは化粧品成分で、医薬部外品の有効成分ではない。したがって海シルトそのものに紐づく承認効能はなく、配合製品の訴求は化粧品の効能の範囲、ないしは併配合された医薬部外品有効成分の承認効能の範囲にとどまる(出典: 日本化粧品工業会 医薬部外品の成分表示名称リスト / 厚生労働省『化粧品の効能の範囲』)。洗顔料であれば標榜できるのは「皮膚を清浄にする」といった洗浄系の範囲になる。

事実として書けるのは、皮脂や汚れを吸着する目的で配合される粉体である、泥としての使用感をつくる、といった配合目的の説明にあたる。逆に明確にNGなのは、「毛穴を治す」「皮脂分泌を抑制する」「角栓を溶かす」「ミネラルが肌に浸透して肌質を変える」といった表現になる。これらは医薬部外品有効成分の承認効能や医薬品の効能効果の枠組みで、洗浄補助を担う粉体の効能ではない。

もう一つ注意したいのが、「天然」「沖縄産」「数百万年」といった由来のストーリーが、そのまま効果の説明として使われやすい点にあたる。由来は事実として述べられるが、由来が効果を保証するわけではない。数百万年かけて堆積したことと、洗顔したときに皮脂がどれだけ落ちるかの間に、直接の因果はない。由来の記述と機能の記述は分けて読むのが正確になる。

2.3 限界・誤解されやすい点

海シルトは、表示名と実態のあいだにいくつも段差がある成分で、そのぶん誤解も生まれやすい。代表的なものを4点整理する。

1点目は、 成分表の「海シルト」が沖縄産のクチャを意味している、という読み違え にあたる。成分表示名称の定義は「本品は、海の沈積物である。」で、産地を特定していない(出典: 日本化粧品工業会 化粧品の成分表示名称リスト)。対応するINCI名の Maris Limus も同様で、世界的には死海の泥や氷河性の海成粘土なども同じ名前で表示されうる。日本の製品では沖縄産のクチャであることが多いが、それは商品側の説明で確認するべき情報で、成分表示名称が保証しているわけではない。

2点目は、 産地・由来の説明が情報源によって桁違いにばらつく点 にあたる。一般向けの紹介記事では「約500年前に大陸から運ばれてきた土が堆積した」という説明が見られる一方、沖縄県立博物館・美術館の地質解説では島尻層群の堆積年代を後期中新世から前期更新世(約780万〜200万年前)としており(出典: 沖縄県立博物館・美術館 学芸員コラム)、原料メーカーの技術情報も「数百万年前」の埋没堆積と説明している(出典: アンコール・アン マリンシルト原料技術情報)。どちらが正しいかを本記事で断ずる立場は取らないが、公的な地質記載と流通している説明文が一致していないケースがあることは、読者が押さえておいてよい事実になる。

3点目は、 伝統的な用途の記述の扱い にあたる。「琉球王朝時代から沖縄の女性が泥パックや髪洗い粉として使ってきた」という説明は非常に広く流通しているが、本記事の調査範囲では、年代や具体的な使用実態を裏づける一次資料を確認できなかった。地質側の資料が述べているのは「泥岩はクチャと呼ばれ、泥パックの材料として美容の面で需要がある」というところまでにあたる(出典: 沖縄県立博物館・美術館 学芸員コラム)。したがって本記事では、伝統的用途については「そう紹介されることが多い」という形にとどめ、年代・逸話は断定しない。

4点目は、 商品名の訴求語と成分表示名の混同 にあたる。§1.2 で触れたとおり、P125 ロゼット「洗顔パスタ 海泥スムース」は商品名に海泥を掲げるが、成分表に海シルトはなくカオリンとタルクが入る(出典: DappNotes 商品マスター集計)。商品名の由来は各社の説明によるもので、批判すべき事柄ではない。ただし「海泥」という言葉を手がかりに成分を探すと空振りする、という実務上の注意にはあたる。

3. 安全性・注意点

3.1 既知の刺激性・アレルギー報告

海シルトの安全性情報を読むうえで、最初に確認しておくべきことがある。 CIRが海シルトそのものを名指しで評価した報告書は確認できない という点にあたる。

CIRが2022年10月18日に公開した暫定改訂版報告書『Amended Safety Assessment of Naturally-Sourced Clays as Used in Cosmetics』(公開コメント用のTentative版)の評価対象は、アタパルジャイト・ベントナイト・クレイ・フラーズアース・ヘクトライト・イライト・カオリン・モンモリロナイトの8成分で、日本の化粧品成分表示名称である海シルトはこの8成分に含まれない(出典: CIR 2022年暫定改訂版)。したがって海シルトについて参照できるのは、あくまで同じ鉱物系統に属する成分への評価にとどまる。「CIRが海シルトを安全と評価した」という書き方は事実に反するので、本記事では取らない。

同系統への評価は次のようになっている。CIRの結論は非対称で、カオリンのみ現行の使用実態・使用濃度において安全(safe)と但し書きなしで結論される一方、モンモリロナイト・ベントナイトを含む残り7成分については、安全としつつ「偶発的に吸入されうる製品において安全と判断するにはデータが不十分(the available data are insufficient to make a determination that these ingredients are safe in products that may be incidentally inhaled)」という例外が付く(出典: CIR 2022年暫定改訂版)。海シルトはスメクタイト・モンモリロナイトを含む混合物なので、参照するならこの但し書きが付く側になる。

ただし、この但し書きを「ベントナイト系は危険」と読むのは誤りにあたる。指摘されているのはパウダー・スプレー等、粉体が空気中に舞って偶発的に吸い込まれうる剤型についてであって、洗い流す洗顔料やパックのような使い方を危険と評価したものではない。§1.2 で見たとおり、自社集計における海シルト配合4商品はすべて洗顔料で、化粧水・乳液・美容液には1件も入らない(出典: DappNotes 商品マスター集計)。日本のメンズが実際に手にする製品で、この但し書きが直接当たる場面はほとんどない、というのが実務的な結論になる。

海シルト自体の試験データとして公開されているのは、原料メーカー側の情報になる。アンコール・アンのマリンシルト技術情報では、皮膚一次刺激性試験(In vitro)・眼刺激性試験(In vitro)のいずれも無刺激と判定されたと報告されている(出典: アンコール・アン マリンシルト原料技術情報)。これは原料供給者が公開する試験結果で、第三者機関による評価ではない点は明記しておく必要がある。また In vitro(試験管内)の試験結果であり、ヒトでの反復使用試験とは水準が異なる。

実用上の留意点は2つ。1つは粉体が目に入った場合で、入ったら速やかに水で洗い流すのが基本にあたる。もう1つは処方全体での個別反応になる。製品には香料・防腐剤・洗浄成分等が併配合されており、それらに対する個別のアレルギー反応の可能性は他の化粧品と同様にゼロではない。敏感肌・アトピー素因のある人は、初回使用前にパッチテストで相性を確認するのが無難にあたる。

3.2 推奨配合量と過剰配合時のリスク

海シルトは「何%配合すると効く」という性質の成分ではない。目的とする吸着量、泥としての使用感、洗顔料としてのテクスチャーに合わせて必要量が決まる粉体で、日本の化粧品基準に一律の配合上限規定もない。

参考になる数値としては、中国で公開されている化粧品原料の使用実績情報が挙げられる。既に上市された製品の配合実績を洗い流す製品・洗い流さない製品に分けて集計したもので、SEA SILT の最高使用実績は洗い流す製品で約20%、洗い流さない製品で0.1%と整理されている(出典: 中国 化粧品原料使用実績情報)。ここで2点補足が要る。1つは、これは配合上限を定めた規制値ではなく過去の使用実績値だということ。もう1つは、この200倍の開きが読者にとって実用的な情報にあたるということになる。クレイは洗い流す前提の粉体で、洗い流さない製品にはほとんど入らない。自社集計で海シルト配合4商品がすべて洗顔料だったことと、同じ方向を指している。

成分表の記載位置から配合量を推定できるか、という点については制約がある。全成分表示は配合量の多い順が原則だが、1%以下の成分は順不同で記載してよいため、後半に並ぶ成分の順序は配合量の順序を意味しない。§1.2 の4商品の相対位置(前方29%から67%)も、位置づけの違いは示すが配合量そのものを示すわけではない。

「過剰配合時のリスク」を製品側の観点で言えば、量そのものより使用感の問題になる。粉体を増やせば吸着量は増えるが、同時にざらつきや洗い上がりの乾燥感も増える。処方としてはそのバランスで量が決まるため、消費者が手にする製品で配合量が過剰であることが問題になる場面は通常想定されない。むしろ実際に起こりやすいのは、次に述べる使い方の側のリスクにあたる。

3.3 「危険性」と言われる根拠と実態の整理

海シルトについて語られる不安には、いくつかの型がある。どれも一律に否定も肯定もできないので、根拠と実態を分けて整理する。

語られること根拠として提示される事実実態として押さえるべきこと
天然の泥だから安全沖縄で古くから使われてきたという説明天然由来であることは安全性の根拠にならない。伝統的用途の年代・実態は一次資料で確認できていない
天然の泥だから不純物が心配堆積物である以上、産地・採掘層で組成にばらつきが出うるのは原理的な性質化粧品原料として流通するものは精製と品質管理を経て供給される。ばらつきの管理は原料側の課題であって、成分名の是非ではない
CIRが安全性を保証しているCIRのクレイ評価報告書の存在海シルトは評価対象8成分に含まれない。参照できるのは同系統への評価にとどまる
クレイは吸入すると危険CIRの「偶発的に吸入されうる製品ではデータ不十分」という但し書き対象はパウダー・スプレー等の剤型。洗い流す洗顔料を危険と評価したものではない。粉末原料を自分で扱う場面では粉塵への配慮が要る
吸着力が強いから肌に悪い皮脂を吸着する粉体であること吸着力自体は機能。問題になるのは頻度と放置時間で、乾燥肌・髭剃り直後の肌では必要な皮脂まで取られうる

(出典: CIR 2022年暫定改訂版 / アンコール・アン マリンシルト原料技術情報 / 沖縄県立博物館・美術館 学芸員コラム / DappNotes 商品マスター集計)

この表で最も実用的なのは最後の行にあたる。海シルトで実際に起こりやすいトラブルは、成分そのものの毒性ではなく使い方の側にある。皮脂を吸着する粉体である以上、乾燥肌・敏感肌が高頻度・長時間で使えば必要な皮脂まで取り去って、つっぱりや乾燥につながりうる。クレイパックの場合はもう一段あって、泥が乾いていく過程で肌の水分も引き込むため、完全に乾ききる前に洗い流す運用が推奨されることが多い。

逆に、「天然だから安全」という擁護も本記事は取らない。天然の堆積物である以上、産地・採掘層・精製工程によって組成にばらつきが出うるのは原理的な性質で、実際の安全性は原料としての精製と品質管理に依存する。これは海シルトに限らず天然由来原料全般に共通する構造で、成分名の善悪の話ではない。

実用的な結論はこうなる。 海シルトの安全性は「配合されているかどうか」ではなく、どの剤型で、どの頻度で使うかで決まる。洗い流す洗顔料に配合されたものを適切な頻度で使う限り、公的評価の但し書きが直接当たる場面ではない。気をつけるべきは、テカリが気になるからと吸着系の洗顔・パックを重ねすぎて乾燥側に振れることの方にあたる。

4. 相性の良い・悪い成分

4.1 併用推奨

海シルトは洗浄の主役ではなく補助にあたるため、「併用推奨」は処方の中で組み合わされる相手を押さえるという意味になる。

1つ目は他のクレイとの組み合わせにあたる。自社集計で最も分かりやすいのが P134 プラウドメンで、モロッコ溶岩クレイ11位・海シルト12位・カオリン13位と3種が連続して並ぶ(出典: DappNotes 商品マスター集計)。系統の違う粘土を組み合わせると、膨潤するスメクタイト系と膨潤しないカオリナイト系が別々の持ち分を担うため、吸着量と使用感を両立させやすい。P085 NILE はさらにベントナイトとタナクラクレイを加えた5種構成にあたる。

2つ目は洗浄基剤との組み合わせになる。海シルト配合4商品はすべて洗顔料で、洗浄の主役は石けん系(脂肪酸+水酸化K)かアミノ酸系の界面活性剤にあたる。クレイはその洗浄に吸着という別ルートを足す位置づけになる。P111 チャップアップはミリスチン酸・パルミチン酸・ステアリン酸・ラウリン酸と水酸化Kが並ぶ石けん系の骨格に、海シルトを17位で組み込んだ構成にあたる(出典: DappNotes 商品マスター集計)。

3つ目は同じ吸着系の粉体との組み合わせで、シリカがここに入る。多孔質の粉体と粘土鉱物では吸着の仕方が違うため、併配合されることもある。

4つ目は保湿成分との組み合わせにあたる。吸着系の洗顔は洗い上がりが乾燥側に振れやすいため、グリセリン等のヒューメクタントを処方に加える設計が一般的で、洗顔後のスキンケアでも水分・油分を補う組み合わせが実用的になる。

4.2 併用注意

海シルトは処方設計者が管理する粉体で、消費者が「この成分と一緒に使ってはいけない」と気にする類のものではない。ただし使用上の留意点はいくつかある。

1点目は、他の吸着・角質ケア系との重ねがけにあたる。クレイ配合の洗顔に加えてスクラブ・酵素洗顔・ピーリング系を同じ日に重ねると、角質と皮脂への負荷が積み上がる。どれか1つに絞るか、日を分けるのが安全側になる。

2点目は、髭剃りとの組み合わせになる。髭剃りは角質と皮脂膜を物理的に削るため、直後の肌はバリア機能が低下しやすい(出典: メンズスキンケア専門メディア各種)。その状態で吸着系の洗顔やクレイパックを重ねると、つっぱりやヒリつきが出やすくなる。髭剃りの日はクレイパックを避けるのが現実的にあたる。

3点目は洗いすぎとの組み合わせになる。皮脂量が多いメンズは「しっかり何度も洗う」に傾きがちだが、吸着系の洗顔を1日に何度も、熱いお湯で長時間こすり洗いすると脱脂が過剰になる。朝晩2回・ぬるま湯・短時間が基本にあたる。あわせて、粉体やパックが目に入らないよう注意し、入った場合は速やかに水で洗い流す。

4.3 類似成分

最も近いのは、本クラスタの兄弟にあたる3成分になる。整理すると次のようになる。

成分表示名の付き方鉱物系統海シルトとの関係
ベントナイト鉱物名スメクタイト系(2:1型・膨潤する)鉱物系統が最も近い。海シルトの中身を鉱物名で書くとこの側に来る
モロッコ溶岩クレイ産地・由来を示す名前スメクタイト系表示名の付き方が同型。ガスールの名でも知られる
カオリン鉱物名カオリナイト系(1:1型・膨潤しない)系統が異なる。CIRで但し書きなしに safe と結論された唯一のクレイ

(出典: CIR 2022年暫定改訂版 / アンコール・アン マリンシルト原料技術情報)

この表の要点は、海シルトから見ると「表示名が似ている相手」と「中身が似ている相手」が別々だということにあたる。表示名の付き方が同型なのはモロッコ溶岩クレイだが、鉱物系統としてはベントナイトが最も近い。カオリンは表示名も鉱物名で系統も違うが、公的な安全性評価では唯一但し書きなしで安全と結論されている。3つの軸(表示名・鉱物系統・公的評価)がそれぞれ別の切り口だという点は、クレイを比べるときに繰り返し効いてくる。

クレイの外側では、吸着という機能でシリカが近い位置にある。シリカは多孔質の球状粉体で、皮脂の吸収に加えてつや消し・さらさら感の付与にも使われ、洗い流さない製品にも入る点がクレイとの違いにあたる。炭は多孔質構造による吸着で、洗顔・パックでの黒色の訴求と結びつきやすい。さらに視野を広げると、皮脂対策は吸着だけではない。ピロリドンカルボン酸亜鉛ライスパワーNo.6の記事では、皮脂へのアプローチを吸着型を含む複数のタイプに分けて整理しているので、洗顔で吸着させる方向を選ぶかどうかの判断には、そちらと併せて読むのが実用的になる。

5. よくある質問

Q1. 成分表に「海シルト」とあれば沖縄のクチャということですか

必ずしもそうとは言い切れません。化粧品の成分表示名称としての海シルトは、英名 Sea Silt・成分番号556406で収載され、その定義は「本品は、海の沈積物である。」という一文にとどまります(出典: 日本化粧品工業会 化粧品の成分表示名称リスト)。対応するINCI名の Maris Limus も海底堆積物一般を指す名前で、産地を特定していません。日本の製品で見かける海シルトは沖縄産のクチャであることが多く、原料としては「マリンシルト」という登録商標でも流通していますが(出典: アンコール・アン マリンシルト原料技術情報)、それは商品側や原料側の説明で確認するべき情報で、成分表示名称が保証しているわけではありません。「クチャ配合」「琉球海泥配合」といった表記を見かけたら、それは商品の説明であって成分表示とは別の体系だ、と切り分けて読むのが正確です。

Q2. 海シルトとベントナイト、カオリンは何が違いますか

表示名の付き方と鉱物系統で見ると、分かれ方が一致しない点が要点になります。表示名で見ると、カオリンとベントナイトは鉱物名、海シルトとモロッコ溶岩クレイは由来・産地を示す名前です。ところが鉱物系統で見ると、海シルトは雲母・スメクタイト・モンモリロナイト・カオリナイトの混合物で(出典: アンコール・アン マリンシルト原料技術情報)、スメクタイトを含む点でベントナイトと同じ側に来ます。スメクタイトはシリカ四面体シート2枚の間にアルミナ八面体シート1枚が挟まる2:1型で、層間に水が入って膨潤する構造です。一方カオリンは1:1型で格子内の置換がほとんどなく、膨潤しません(出典: CIR 2022年暫定改訂版)。つまり「鉱物名で書かれているか産地名で書かれているか」は表示のルールの話で、中身の系統の話ではありません。表示名の違いは読み取れる情報量の差であって、品質の優劣ではない、というのが中立な整理になります。

Q3. CIRやEWGでは海シルトはどう評価されていますか

本記事の調査範囲では、CIRが海シルトそのものを名指しで評価した報告書は確認できませんでした。CIRが2022年10月18日に公開した暫定改訂版報告書『Amended Safety Assessment of Naturally-Sourced Clays as Used in Cosmetics』の評価対象は、アタパルジャイト・ベントナイト・クレイ・フラーズアース・ヘクトライト・イライト・カオリン・モンモリロナイトの8成分で、海シルトは含まれません(出典: CIR 2022年暫定改訂版)。したがって参照できるのは同系統への評価にとどまります。その評価では、カオリンのみ但し書きなしで安全(safe)とされ、モンモリロナイト・ベントナイトを含む残り7成分には「偶発的に吸入されうる製品において安全と判断するにはデータが不十分」という例外が付きます。ただしこれはパウダー・スプレー等の剤型に向けた指摘で、洗い流す洗顔料を危険と評価したものではありません。EWGスコアについても確証のある値を確認できなかったため、本記事では記載していません。原料側では、アンコール・アンのマリンシルト技術情報が皮膚一次刺激性試験(In vitro)・眼刺激性試験(In vitro)で無刺激判定を報告していますが、これは原料供給者が公開する試験結果です。

Q4. 海シルト配合の洗顔は毎日使っても大丈夫ですか

製品の設計と肌の状態によります。海シルトは皮脂を吸着する粉体なので、皮脂分泌が多くテカリが気になる肌には合いやすい一方、乾燥肌・敏感肌や髭剃り直後のバリアが低下した肌では、必要な皮脂まで取られてつっぱることがあります(出典: メンズスキンケア専門メディア各種)。判断材料としては、まず成分表でのクレイの位置を見るのが実用的です。自社集計では、同じ海シルト配合でも P111 チャップアップは17位/59(前方29%)、P120 クワトロボタニコは20位/30(67%)と幅がありました(出典: DappNotes 商品マスター集計)。ただし1%以下は順不同で記載できるため、記載位置から配合量を逆算することはできません。もう一つ見るべきは洗浄基剤側で、石けん系なのかアミノ酸系なのかで洗い上がりは大きく変わります。つっぱるなら、毎日から隔日に落とす、パックであれば放置時間を短くする、洗顔後の保湿を厚くする、といった調整が現実的です。

Q5. 「琉球王朝時代から使われてきた」という説明は本当ですか

広く紹介されている説明ですが、本記事の調査範囲では、年代や具体的な使用実態を裏づける一次資料を確認できませんでした。地質側の資料が述べているのは、沖縄島南部に広がる島尻層群の泥岩が「クチャ」と呼ばれ、泥パックの材料として美容の面で需要がある、というところまでです(出典: 沖縄県立博物館・美術館 学芸員コラム)。また堆積年代についても説明の幅が大きく、一般向けの紹介記事では「約500年前」とするものがある一方、同館の解説では後期中新世から前期更新世(約780万〜200万年前)とされ、原料メーカーの技術情報も数百万年前の埋没堆積と説明しています(出典: アンコール・アン マリンシルト原料技術情報)。本記事は、伝統的用途について「そう紹介されることが多い」という以上の断定はしない立場を取ります。いずれにしても、由来の古さや物語性は、洗顔したときにどれだけ皮脂が落ちるかとは別の話です。製品を選ぶときは由来の説明ではなく、配合位置と洗浄基剤の設計を見るのが実用的にあたります。

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本記事に関する注記

  • 本記事は特定商品の効果を保証するものではありません。成分の働きには個人差があり、体質・肌質により合わない場合があります。
  • 肌に赤み・かゆみ・刺激等の異常が出た場合は使用を中止し、症状が続く・悪化する場合は皮膚科等の医療機関にご相談ください。傷・炎症のある肌への使用は避けてください。
  • 本記事で扱う海シルトは、化粧品の成分表示名称としての海シルト(英名 Sea Silt・成分番号556406)を対象としています。成分表示名称の定義は「本品は、海の沈積物である。」であり、産地・鉱物組成を特定するものではありません。産地・由来に関する記述は、原料メーカーの公開技術情報および公的な地質記載に基づく範囲で記載しています。
  • 伝統的な使用に関する記述は、一次資料で年代・実態を確認できた範囲にとどめています。「琉球王朝時代から」等の記述は広く紹介されているものですが、本記事では断定していません。
  • CIR(Cosmetic Ingredient Review)の評価に関する記述は、2022年10月18日公開の暫定改訂版報告書(公開コメント用のTentative版)に基づきます。同報告書の評価対象8成分に海シルトは含まれず、本記事での参照は同系統のクレイに対する評価としてのものです。
  • 本記事に含まれる製品数・配合位置の集計は DappNotes 商品マスター(2026年9月時点・メンズスキンケア54商品/ヘアケア78商品)に基づく自社集計であり、市場全体の分布を示すものではありません。全成分表示は配合量1%以下が順不同のため、記載位置から配合量を逆算することはできません。
  • 商品名に関する記述は成分表示との対応を整理したもので、個別商品の品質や表示の適否を評価するものではありません。商品名の由来は各社の説明によります。
  • 外部の安全性指標(CIR等)は出典明記の参考値であり、絶対的な安全性を保証するものではありません。原料メーカーが公開する試験結果は、第三者機関による評価とは水準が異なります。
  • 本記事は成分の一般的な解説であり、化粧品・医薬部外品の効能効果は配合製品の承認・表示の範囲に従います。
  • 本記事はAIによる下書きを編集部がレビュー・再構成して作成しています。
  • 編集部レビュー済み・AI下書き活用